犬と暮らすうえで欠かせないのが「住まい選び」。
特に賃貸派の方にとって、「ペット可物件」は家賃が高そう、選択肢が少ない、制限が多いなどの不安があるのではないでしょうか?
この記事では、ペット可物件と通常物件の違いや費用差、最近増えてきた「ペット共生型物件」の特徴、そして私が通常の物件でチワワと暮らす中で感じているリアルな注意点と工夫をまとめました。
Contents
ペット可物件の家賃はどれくらい高い?
一般的に、ペット可物件は同条件の物件と比べて家賃が3,000円〜10,000円程度高い傾向があります。
さらに、敷金が1ヶ月分多く設定されていることもあり、 「敷金2ヶ月・礼金1ヶ月」が条件となるケースも珍しくありません。
これは「ペットによる傷やにおいのリスク」を見込んだ上での設定です。
そのため、原状回復費用も退去時に高くなる可能性があります。
エリアによっては「選択肢が少ない」現実も
ペット可物件は都内でもエリア差があり、場所によっては物件数が極端に少ないケースもあります。
特に駅近や人気エリアでは、条件に合う物件が見つからず、以下のような傾向が見られます。
- 家賃が相場より高め
- 駅から遠い、築年数が古いなど妥協が必要なことも
- ペット可=空室待ちが発生する人気物件もある
そのため、希望の居住エリアが決まっている場合は、早めの情報収集と不動産会社との連携がカギになります。
しかし、自分が理想とする物件が見つからず、ペットのためにある程度の妥協が必要になる場合もありますので、心しておきましょう。
ペット共生型物件ってどんなもの?
最近は、ペットとの暮らしを優先したい人に対して、「ペット可」をさらに進化させた「ペット共生型マンション」も登場しています。
具体的には、
- 犬用の足洗い場やドッグラン併設
- フローリングが滑りにくい素材に
- 壁紙やクロスが傷つきにくく、防臭仕様
- ペット対応エレベーター(専用ボタンあり)
- ペット用監視カメラや見守りアプリ連携
など、まさに犬のための設計が随所に見られる物件です。
特に、ドッグランはワンちゃんにとっても飼い主にとっても嬉しい設計ですよね。
もちろん、家賃は相場より高めになっている場合が多いですが、 ペットとの生活を第一に考えたい方にとっては、大変魅力的な選択肢でもあります。
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【体験談】共生型ではない物件でチワワと暮らす私の工夫
私自身は、ペット共生型ではない通常の「ペット可」賃貸物件でチワワと暮らしています。
その分、ペットを飼っていない近隣への配慮はとても大事だと感じています。
たとえば、
- 室内に防音マットを敷いて足音が響かないようにする
- 日中はよく遊ばせ、夜は早めに寝かせて、夜鳴きを防ぐ
- 来客時に吠えそうなときはすぐにクレートに入れて落ち着かせる
- 日々のトイレ掃除やシャンプーを丁寧に行い、においケアにも注意
- 防音ケージカバーの購入も検討中
ペット可物件とはいえ、他の住人に不快感を与えないような心づかいはとても大切です。
実際に住んでみると、「ペット可=何をしても自由」ではないことを実感します。
▼私が検討しているケージカバーはこちら。防音効果は気休めかもしれませんが、犬が落ち着く環境づくりには貢献してくれそうです。
ペット可物件を選ぶときにチェックしたい3つのポイント
1. 契約内容に注意する
- 頭数制限や犬種制限があるか(例:小型犬1匹まで)
- 鳴き声NG、室内放し飼いNGなど、意外な禁止事項も
2. 近隣の住環境や住民層も確認
- 子育て世代や高齢者世帯が多いかどうかも判断材料に
- 周囲のペット保有率も意外と大事
3. 設備や立地が「ペットとの暮らし」に合っているか
- 近くに動物病院や散歩できるような公園があると安心
- エレベーターの広さや階段構造なども見ておくと◎
ペット不可物件でこっそり飼うリスクは大きい
ちなみに、私はこれまでに「ペット不可の普通の賃貸マンションで、こっそりペットを飼っている人」を何度か見かけたことがあります。
静かなペットであっても、鳴き声・におい・足音・毛の付着など、意外なところから必ずバレます。
そしてそれは、周囲の住人に迷惑をかけるだけでなく、違約金や即時退去などのトラブルにつながることも...。
「ペット可物件が見つからないから…」という気持ちは本当に良くわかります。
なかなか見つからない上に、見つかったとしても条件が悪いところしかなかったりするんですよね...。
でも、やはりルールを守って生活できる環境を選ぶことが、飼い主としてもペットのためにも大切だと感じています。
まとめ 費用差より暮らしやすさで選ぼう
ペット可物件はたしかに家賃も初期費用も割高になる傾向があります。
けれど、それ以上に「ペットと安心して快適に過ごせるか」「ご近所とうまくやれるか」が重要です。
ペット共生型でなくても、日々の工夫や配慮で心地よい暮らしは実現できます。
賃料や設備だけでなく、飼い主としての姿勢も大切にしながら、 自分と愛犬にとってベストな住まいを見つけていきましょう!