資産形成

銀行からの勧誘は何でしつこいの?正しい断り方とは

「銀行員」に対してどのようなイメージを持っていますか?

知的で礼儀正しいイメージがあり、安心感を感じるという人が多いのではないでしょうか?

銀行員は、私たちが振込や口座開設のために窓口に行った時に丁寧に応対してくれる、とても頼れる存在です。

けれど、「銀行員のほうから投資商品の勧誘をされた」という人の話を聞くことがあります。

急に良くわからない商品の勧誘を受けると、ちょっと戸惑ってしまいますよね。

私の意見としましては、銀行から投資商品を勧められても簡単に話に乗るべきではないと思っています。

その理由について、説明していきますね。

一つの参考にしてみてください!

私が銀行員から勧誘された経験

これは、数年前の私の体験談です。

 

私は当時、自宅に複数の印鑑を所有していました。

しかし、銀行に届け出している「銀行登録印」がどれだったか分からなくなってしまったため、思い当たる印鑑を持参して銀行窓口まで確認しに行ったことがあります。

簡単な確認だけなのですぐ終わるだろうと思い、その30分後には次の予定を入れていました。

 

最寄りの銀行に行き、登録印を確認したいという旨を伝えたところ、窓口の女性が5分ほどであっさりと確認処理を終わらせてくれました。

さすが銀行員!

と、安心して帰ろうとしたその時のこと。

窓口の女性から急に呼び止められたのです。

 

窓口女性:「すみません!営業の者からお話があるそうなので、少しだけお時間よろしいでしょうか?」

と。

急に一体何なんだ??と緊張しましたが、少しだけなら・・と思い、話を聞くのを了承することに。

 

数分ほど待った後、営業担当者と思われる若い女性がツカツカとこちらに向かって歩いてきました。

そして笑顔で私に話しかけてきました。

 

すずり様、初めまして♪営業担当のAと申します!
営業担当A
すずり
は・・・はじめまして・・・
当行の普通預金にたくさんお金を預けてくださっているみたいでありがとうございます!
営業担当A
すずり
はぁ・・・。で、何の御用件ですか?
よろしければ、資産運用のご案内をさせていただきたいのですが^^
営業担当A

 

私が「NO!」と返事をする間もなく、営業担当Aさんはおもむろに何枚もの運用関係のパンフレットを机の上に広げ始めました。

私の心中は、

  • 次の用事の時間が迫っていることへの焦り
  • 印鑑照合しに来ただけなのに勝手に預金残高をチェックされたことに対する不信感
  • 一方的にこちらの時間を割いてくることへの嫌悪感

この3つの感情で、正直、イライラがピークに達していました。

 

すずり
すみません!次の予定に間に合わないんで!!

 

そう言い放って私は銀行を飛び出しました。

そのまま走って次の目的地に向かいましたが、残念ながら遅刻してしまう羽目に。。。

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〜〜〜〜

それから数週間が経ち、銀行での出来事を忘れかけていた頃、

今度は、銀行から突然、運用の勧誘電話📞が!

 

しつこいと感じた私は、

すずり
「今後、私には電話しないでください。電話は緊急用にしか使ってないんです!」

と断りました。

 

キツく言ってしまって可哀そうだったかな?と後で反省しましたが、その後、銀行から電話がかかってくることは一切無くなりました。

なぜ銀行員は資産運用をしつこく勧めてくるの?

前項に書いた私の体験談をお読みになり、どう思われたでしょうか?

同じような体験をされた方もいらっしゃるかもしれませんね。

まず、私が良くなかった点をあげると、一つの普通預金口座に多額のお金を入れてしまっていたということです。

普通預金に必要以上にお金があったところで利息はほとんどつきませんし、万が一銀行が破綻した場合、1千万を超えた部分は保証されません。

その挙げ句、銀行員から運用の勧誘をされてしまうのです。

 

そして、銀行員が資産運用をしつこく勧めてくる背景。

それは、端的に言うと、営業の「ノルマ」です。

 

巷では銀行員はお給料が高いなんて言われていますが、私の経験上、銀行はお給料以上に大変な苦労をしている人が多い業界の一つでもあります。

本部機構から厳しいノルマを与えられ、会社のために家族のためにと、必死に働いています。

支店のノルマを達成するために、お客様に投資商品を買ってもらい手数料収益を得ることが大きな助けになっているのです。

銀行から勧誘される投資商品はどんなもの?

銀行が勧めてくる運用商品はどのようなものがあるのでしょうか?

大きく分けると以下の2つです。

  • 手数料が高い商品
  • リスクが高い商品

銀行の儲けにしたいわけですから、そのような商品を勧められるのも当然といえば当然なのかもしれません。

しかし、私たち一般顧客は、なるべく負担もリスクも少ない運用商品を選んでいきたいですよね?

私のおススメは、ネット証券での運用。

自分で手続きする手間はどうしてもありますが、店頭対応などの人件費がかからない分、手数料が安いのです。

銀行からの勧誘を断っても大丈夫なの?

銀行からの勧誘を断ったらからと言って私達にはなんの不都合も生じません。

もし勧誘を断りたいのならば、あいまいなことを言うのではなく、キッパリと断ることが大切です。

あいまいな返事をして話が長くなると、お互いの時間が無駄になってしまいますから。

もちろん、

  • 銀行に全て任せて楽に運用したい
  • リスクや手数料は関係ない
  • 銀行員のセールストークを学びたい

なんて人は、銀行員のお話を最後まで聞くのもアリですが・・・。

いずれにしても、投資は自己責任なので自分の意志をきちんと持って対応することがマスト。

一番良くないのは、流されるまま話に乗ってしまい、良くわからないまま投資を始めることです。

まとめ

銀行から勧誘される話の全てが、やってはいけないものというわけではありません。

もちろん銀行は、とても信頼できる場所です。

ただ、銀行員も「ビジネス」をしているので、それを踏まえた上でやりとりをしなければなりません。

資産運用はリスクが伴うものです。

一方的に銀行員の話を聞くだけでなく、知識を身につけた上で、自分に合う商品なのかをじっくりと見極めていきたいですね。

お年寄りや運用初心者は特に気をつけましょう!

番外編(携帯会社がしつこい)

携帯会社(スマホ)のしつこい勧誘や営業に困った経験はありませんか?

特にネット回線など。

安いプランを勧めてくれるのは有り難いものの、しつこく契約を迫ってくるのは困りますよね。

私は、機種変更に行った際、「時間がない」「今はいらない」と言っているのにも関わらずネット回線の勧誘をしつこく受けたときには本当に怒ってしまいました。。

自分のノルマのことより、お客さんの立場にたって物事を考えられる販売員が増えてほしいですよね。

携帯会社に足を運ぶ際には、携帯の種類やプラン、できればインターネット回線の知識を勉強しておき、しつこい営業に惑わされないようにしましょう!

家族と最適なネット環境を相談しておくのも良いですね。

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