銀行員というと、知的で礼儀正しい印象を持つ方も多いのではないでしょうか?
口座開設や振込など、丁寧に対応してくれる「安心できる存在」というイメージも強いですよね。
もちろん、銀行は他の企業と比べてめちゃくちゃ信頼できる存在です。
けれど、「投資商品を勧誘された」「電話で何度も営業を受けた」という体験談もよく耳にします。
私自身も、ある銀行で実際にしつこい勧誘を受けたことがあります。
今回はその体験談を交えながら、銀行からの勧誘を正しく断る方法と注意点をお伝えしていきます。
Contents
銀行からの勧誘がしつこい理由とは?
なぜ銀行は、わざわざ電話や店頭で投資商品を勧めてくるのでしょうか?
それは主に「営業ノルマ」が理由です。
銀行員は本部から厳しい目標を課されており、投資信託や外貨預金などの販売件数・手数料収益が営業成績に直結します。
そのため、口座に一定以上の預金がある顧客には「営業対象」として目をつけやすくなるのです。
ある銀行で実際にあったしつこい勧誘体験談
数年前、私は登録印の確認のために最寄りの銀行(とある銀行)を訪れました。
印鑑照合だけだったのですぐに終わると思っていた私は、30分後に別の予定を入れていました。
ところが、窓口での手続きが終わった直後、急に女性行員から「営業担当から話がある」と呼び止められました。
「えっ?」と戸惑う間もなく、若い女性営業が登場。
「すずり様、当行に多くの預金をいただいてありがとうございます。資産運用のご案内をさせていただければと…」 と、パンフレットを次々に広げはじめたのです。
印鑑照合だけのつもりが、まさかの運用セールスに発展!
しかも預金残高まで把握されていて、不信感が湧いてきました。
次の予定にも遅れそうになり、最後は強めの口調で「すみません!次の予定があるので失礼します!」と伝え、銀行を飛び出しました。
数週間後、電話でも勧誘が…
この出来事を忘れかけていた頃、今度は銀行から突然の電話。
またしても資産運用の営業でした…。
私は「もう電話しないでください。電話は緊急時にしか使っていません」と、はっきり伝えました。
その後、銀行からの電話は一切来なくなりました。
少しきつく言ってしまったかな…と後悔しましたが、結果的にはこのくらいはっきり言うのが有効です。
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銀行が勧めてくる投資商品の特徴とは
銀行が勧める商品は、大きく分けて以下の特徴があります。
- 手数料が高めの商品(販売手数料・信託報酬など)
- リスクがやや高い商品(外貨建て保険や投資信託など)
理由は明確で、手数料収入が銀行側の収益になるからです。
そのため、銀行側は「安全ですよ」「今がチャンスですよ」と強めにアピールしてくることもあります。
ですが、こちら側が商品に関して十分に理解していない状態で契約してしまうのはとても危険です。
お金持ちならともかく、一般人の私たちは、自分のお金を守るためにきちんとした理解が必要!
しつこい勧誘の正しい断り方 電話・店頭別
銀行などからしつこい勧誘を受けた場合の断り方について、電話・店頭それぞれをお伝えします。
電話勧誘の場合:
- 「必要ありません」と明確に言う
- 「今後お電話いただかなくて結構です」と伝える
- 「電話は緊急用で利用している」と理由を添えるのも有効
店頭での対応:
- 「今は時間がありません」と即答する
- 「必要になったら自分から伺います」と伝える
- 「今後の営業連絡は不要です」と記録に残してもらう
あいまいな返事(「ちょっと考えます」など)は、むしろ「脈あり」と判断されてしまい、営業が長引く原因になります。
銀行勧誘に流されないために大切な心構え
銀行は信頼できる金融機関ですが、銀行に限らず営業は「ビジネス」であることを忘れないことが大切です。
もし、
- 銀行に任せて楽に運用したい
- 手数料やリスクは気にしない
- 多少の損失も勉強と思える
という方であれば、話を聞くのも選択肢です。
ただ、「良くわからないけど勧められたから…」というあいまいな理由で投資を始めるのはNG。
自分で学び、自分のペースで運用を考えることが重要です。
まとめ 信頼はしても鵜呑みにしない姿勢を
銀行の勧誘がしつこく感じたのなら、それには理由があります。
もちろん、相手の都合ではなく、自分の意思を優先させてOKです。
信頼できる銀行であっても、最終的にお金を動かすのは自分自身。
自分にとって必要がなければ、キッパリ断っても大丈夫です。
そして少しでも不安があるなら、一度持ち帰って家族に相談した上で、冷静に考えてから判断するようにしましょう。
※番外編:携帯ショップのしつこい勧誘にも注意!
携帯ショップで「光回線どうですか?」と強く営業された経験はありませんか?
私も機種変更時に、何度も断っているのにも関わらずしつこく回線の勧誘を受け、怒りそうになったことがあります。
もう少し相手の立場にたって営業してほしいと感じた出来事でした。

通信契約や端末購入の前に、家族と話し合っておくと安心ですよ。