FPについて

FP資格のメリットとは?2級・3級の勉強時間や難易度も解説

FP(ファイナンシャルプランナー)は、近年人気がうなぎ上りで、資格取得者が増えてきているようです。

この資格のことを人づてに聞いたり広告を見たりして、「これから勉強を始めたい!」という人も多いのではないでしょうか?

すずり
私は10数年前にFP2級を取得しました!

これからFPを勉強する人のために、資格取得者である私が、以下のようなことについて解説していきます。

  • FPってどんな資格なの?
  • FP試験はどのくらい勉強すれば良いの?難易度は?
  • FPの資格って何の役にたつの?

良かったら、勉強の参考にしてみてください!

FP(ファイナンシャルプランナー)とは?

FP(ファイナンシャルプランナー)とは、お金と家計の専門家のことをいいます。

FPに相談すれば、人生設計(ライフプラン)や家計見直しを行い、お金の面で様々なアドバイスを受けることができます。

FPには、銀行や保険会社などの企業に属している「企業系FP」と、企業に属していない「独立系FP」がいます。

FP(ファイナンシャルプランナー)資格について

FP資格の概要

FP(ファイナンシャルプランナー)資格では、人生における資金計画の方法(ファイナンシャルプランニング)について学びます。

保険・年金・金融資産・税金・不動産・相続 など、幅広い金融知識が試される資格試験です。

FP資格には、民間資格と国家資格の2種類があります。

資格名
国家資格(金融財務事情研究会と日本FP協会)
  • 1級ファイナンシャル・プランニング技能士
  • 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
  • 3級ファイナンシャル・プランニング技能士
民間資格(日本FP協会のみ)
  • CFP(サーティファイド・ファイナンシャル・プランナー)
  • AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)

国家資格では、FP3級→FP2級→FP1級の順に難しくなり、民間資格ではAFP→CFPの順に難しくなります。

1級FP技能士とCFP、2級FP技能士とAFPがそれぞれ同等レベルです。

FP(ファイナンシャルプランナー)試験の勉強時間目安と難易度

ここでは、FP3級と2級の勉強時間や難易度についてご紹介します。

FP3級の勉強時間目安と難易度

FP3級はファイナンシャルプランニングの入門編の資格です。

国家資格の中では難易度が低い資格と言われており、勉強時間の目安も30時間~100時間程度です。

合格率は学科・実技共に75%と非常に高く、気軽にチャレンジできる資格といっても良いでしょう。

FP2級の勉強時間目安と難易度

FP2級はFP資格の中では中級レベルの資格になります。

実用的で最も人気のある資格です。

合格率は、学科40~55%、実技55~70%程度です。

3級よりはレベルが上がりますがそれでも国家資格の中では難易度が低めで、こちらもチャレンジしやすい資格と言えます。

勉強時間の目安は、150~300時間程度です。

実務に活かしたい場合は、2級の取得をおススメします。

私のFP資格体験談

私は金融機関に勤務していたので「実務経験あり」ということで3級を飛ばして2級を受けました。

当時フルタイム(残業あり)で毎日勤務していたので、基本は土日に勉強しており、約2か月半ほどの期間を費やしました。

FPの勉強は大変だった?
すずり
幅広い分野について学ぶ必要があったから苦戦したよ!

試験当日は、学科と実技があったので少々疲れましたが、何とか一発合格することができました!

FP(ファイナンシャルプランナー)資格を取ることのメリット

FP資格を取得することには以下のようなメリットがあります。

生活の中で起こるお金のイベントについて理解できるようになる。

普段の生活はお金と密接な関わりがあります。

資産運用を始め、結婚・転勤・マイホームの購入・年金受給・親からの相続など、人生の節目節目でお金が関わってきますよね?

FPの勉強をすることにより、年金・金融・税金・保険・相続など幅広い分野の知識を身につけることができます。

その知識のおかげで、日常のお金のイベントにスムーズに対応することができるようになるのです。

家計の見直しができるようになる。

FPの勉強をすることによりお金に対して敏感になるため、節約などにも気が向くようになります。

また、節税や保険の見直しを行い、家計のやりくりを上手くできるようになります。

就職活動の際、履歴書の資格欄に書くことができる。

FP資格は、れっきとした国家資格なので、就職・転職活動の際に履歴書の資格欄に記入すれば、企業へのアピールポイントとなります。

特に、金融機関に就職する場合は大変有利に働きます。

金融機関勤務の場合、昇格の要件のひとつになる。

金融機関によっては、金融資格の保有が昇格の要件のひとつになっている場合もあります。

FP資格は金融の知識を満遍なく身につけるものなので、実務に活かすことができるからです。

また、営業店や顧客対応部署においては顧客へ直接アドバイスをしなくてはならないため、FP知識が必須になってくる場合もあります。

独立開業の手助けになる。

ファイナンシャルプランナーとして独立開業するのに、FP資格が必須というわけではありませんが、お客さんからの立場からすると資格を持っているFPに相談するほうが安心できるといった面はあります。

資格が必須でないといっても、持っていたほうが明らかに顧客信頼度は高まるでしょう。

また、勉強した内容は実務に活かすことができますので、資格を取得するのに越したことはありません。

FP(ファイナンシャルプランナー)おすすめの勉強方法

私がやったFP試験の勉強方法は以下の二つです。

  1. 分かりやすく読みやすい参考書を1冊だけ買い、最後まで一通り流し読みをする。
  2. 問題集をひたすらやる。

詳しく説明していきますね。

FPは勉強しなくてはならない分野が多いので、一つ一つを完璧に理解しようとすると先が見えなくなってしまいます。

勉強途中で飽きてしまう可能性も・・・。

なので、自分にとって分かりやすそうな参考書を1冊だけ買って、それを、内容が理解できた・できてないに関わらず、一通り全て読み終えるようにします。

参考書を流し読みしたら、試験までひたすら問題集を解き続けることで、本番慣れするようにします。

問題集で分からないことが出てきたら、また参考書に戻り該当箇所を学びます。

私はその繰り返しを行いました。

普段忙しくてなかなか勉強時間が取れない人には、おススメしたい勉強法です!

すずり
子どものころから最短で効率よく勉強するのが好きだったので、その名残かもしれません。

他にも様々な勉強法があります。

通学コースに通い、仲間と切磋琢磨するのも良し。

スマホ教材を使って外出先や移動中に勉強するのも良し。

自分に合う勉強法を見つけて、試験本番まで頑張ってくださいね!

まとめ

FP資格は需要が高まり多くの人が取得するようになりました。

FPになるかならないかは別として、この資格はとっておいて損はありません!

日常にも仕事にも活かすことができる実用的な資格だからです。

是非、FPの勉強をしてお金の安心を身につけていきましょう!

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