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2025年の物価高対策!インフレ時代に備える5つの工夫

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2025年現在、日本は未だ物価上昇が続く「インフレ傾向」にあります

電気代や食品、交通費などあらゆるものの価格が上がり続け、家計への影響を感じる方も多いのではないでしょうか。

今回は、インフレの基礎知識から2025年の最新状況、そして今できる対策について分かりやすく解説していきます。

収入がなかなか増えない今こそ、賢く支出を見直して「お金に強い暮らし」を整えていきましょう。

そもそもインフレとは?

インフレ(インフレーション)とは、「物価が継続的に上昇する現象」を指します。

商品やサービスの価格が上がる一方で、同じ収入では買えるものが減り、実質的に生活が苦しくなってしまいます。

特に2022年以降、円安や原材料費の高騰、物流コストの増加が重なり、日本でも身近な商品やサービスの価格上昇が続いています。

2025年の最新物価状況と生活への影響

2025年4月時点で、東京のコアインフレ率は前年同月比+3.4%。

食品価格が上がり、電気代の政府補助が縮小された影響も大きいと報じられています。

たとえばスーパーでは、卵や食パン、納豆といった日常的な食品が1割〜2割高くなっている実感があるでしょう。

お米なんて、猛暑の影響も相まってビックリするほどの価格高騰もいいところ。

2024年末にかけてはガソリン代もじわじわ上昇傾向です。

このような物価上昇が続くと、可処分所得(手元に残るお金)が減り、家計全体の見直しが必要になってきます。

今の日本はスタグフレーションの入り口?

「スタグフレーション」とは、景気が悪いのに物価だけが上がる状態

以下の状態から、スタグフレーションはまさに今の日本に近い状況といえます。

  • 賃金上昇は一部の大企業に限られ、中小企業や非正規労働者の所得は追いついていない
  • 電気・ガスの政府補助金が縮小し、光熱費が負担に
  • 輸入物価や円安の影響で、食品や資源価格が上昇

このように、物価上昇と景気の低迷が同時に起きると、家計への圧迫感はますます強まります。

2025年は、少しずつ賃金が上昇したり円高傾向になる様子が見えたりと、状況の変化が多少見られますが、まだまだスタグフレーションの心配はぬぐえません。

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インフレ時代に備える5つの工夫

スタグフレーションに突入する前に、できる準備は行っておきましょう。

以下に5つの提案を書いていきます。

(1) 固定費の見直し

家計の見直しはまず「固定費」から。

スマホ代や保険料、サブスクなどを見直すだけでも大きな節約になります。

見直しをしてみて実際に削減の行動に移すと、意外と必要のなかった契約が見えてくることも多いです。

(2) 食品や日用品の「まとめ買い」

保存が効くものは、値上げ前に少し多めに購入しておくと安心。

冷凍食品、乾物、トイレットペーパーなどが対象になります。

(3) 生活防衛資費の確保

病気・ケガ・失業・災害などの予期せぬ事態に備えて、生活費の3〜6か月分を現金で確保しておくのがおすすめです。

家族構成 最低備えるべき金額(3ヶ月分)
一人暮らし 45万円〜60万円
夫婦 60万円〜90万円
子育て世帯 90万円〜120万円以上

(4) 現金だけでなく様々な種類の資産に分散

インフレに強いとされる以下の資産に一部の現金をシフトすることを考えましょう。

  • ゴールド(金ETF)
  • 株式(インデックスファンド)
  • 国内外の不動産(REITなど)

ただ、2025年は、預金金利が上がったことと、米国株が不安定なことから、無理にシフトすることは勧めません。

自分の家計に合ったバランスのよい資産配分が必要です。

(5) 自己投資で「収入を増やす」

節約だけでなく、資格取得・副業などで収入を増やす工夫も大切。

すぐに結果に結びつくわけではないのですが、スキルアップは長期的なインフレ対策にもなります。

(6)家庭菜園や手作りの活用で「自給力」アップ

ミニトマト、小松菜など、ベランダで育てられる野菜は多いです。

家庭菜園は、趣味と節約と健康の全てに効果的。

私の近所でも、マンションのベランダでたくさんのお野菜を育てているお婆ちゃんがいます。

ゴーヤとハーブをお裾分けしてもらいましたが、とっても美味!

インフレ対策にもなると感じました。

なぜグローバルな価格は止まらない?

価格が大幅に上がったものの例として、以下の2つがあげられます。

ディズニーパークの値上げ

1983年に3,900円だった東京ディズニーランドの1デーパスポートは、2025年現在で最大10,900円に。

40年前の3倍近くまで上がっています。

これは施設の質の向上に加え、海外ライセンス・為替の影響など国際的な価格変動も関係しています。

また、USJは、2025年5月から「1デイ・スタジオ・パス」が11,900円になり、ディズニーをさらに上回るそうです。

アトラクションの質が向上しているとは言え、家族連れにとってはかなり痛い出費ですね。

海外ブランド品の高騰

エルメスやルイ・ヴィトンなどの海外高級ブランドは、数年前から年に複数回の値上げを実施しています。

これは、原材料費や円安の影響に加え、「ブランドの希少性」を維持するための価格戦略も。

ここまで上がってしまったからといって、今後、ブランドが逆に値下げに転じる可能性は、残念ながら期待できません。

まとめ:2025年のインフレに柔軟に対応しよう

今後も物価はゆるやかに上昇すると予想されており、「価格が元に戻る」可能性は低いでしょう。

だからこそ、家計を守るためには、

  • 無駄の見直し
  • 分散投資
  • スキルアップ

といった複数の対策を少しずつ始めることが大切です。

自分と家族の暮らしを守るために、今できることから行動していきましょう。

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