資産形成

老後2000万円問題に介護費用は?老後不安を減らす方法も解説!

老後資金に2000万円が必要と国から言われ、本当はいくら必要なのか不安になった人も多いと思います。

当ブログではこれまでに、

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そして今回の記事では、老後資金について不安な方に向けて、以下の点について解説していきます。

  • 老後資金対策の際の注意点
  • 老後不安を減らす方法

良かったら今後の参考にしてみてください。

老後資金対策の際の注意点

金融庁のデータでは、退職後の老後生活が30年続いた場合、年金以外に約2,000万円の資金が必要になるといわれています。

ニュースでも話題になったので知っている人は多いのではないでしょうか?

けれども、この2,000万円の中には、一部の費用が含まれていないことに注意しなくてはなりません。

その注意点として以下の2つがありますので、気に留めておくようにしましょう。

注意点①がん治療にかかる費用

注意点①は、がん治療にかかる費用です。

日本の公的医療保険においては、治療費の自己負担額は3・2・1割負担に抑えられていますし、高額療養費制度により自己負担額に上限が設けられていることもあって、医療費はそこまでかさむはずはない…と思っている人は多いかもしれません。

でも、がんの場合、入院・手術などの後も治療が長期に渡ることがあり、そうなった場合、自己負担額が次第に積み重なってしまうこととなります。

また、治療費の一部が公的医療保険の適応外になると(自由診療など)、場合によっては、数百万の医療費がかかってしまうことも・・・。

これらの自己負担額は、国が言う老後2,000万円問題の中に考慮されていません。

2人に1人ががんになると言われている現代だからこそ、がん治療にかかる費用について心づもりしておくと安心です。

注意点②介護にかかる費用

注意点②は、介護にかかる費用です。

介護保険サービスを利用した場合、自己負担分の費用は1~3割です。

生命保険文化センターが2021年に行った調査では、介護にかかる月々の自己負担額として、在宅介護では平均4.8万円、施設介護では平均12.2万円がかかるとの結果が出ています。

介護にかかる費用も老後2,000万円問題の中に考慮されていません。

親の介護だけでなく、自身の介護にかかってくる費用の備えも行っておきたいところです。

老後不安を減らす方法

老後に必要な資金は、2,000万円以外にも、医療費や介護費など様々なお金がかかってくる可能性があることが分かりました。

しかし一方で、老後の生活をやみくもに心配するのではなく、自分のお金を「見える化」して、老後不安を減らすことも必要です。

すずり
以下に私のやっている不安解消法を紹介していきますので参考にしてみてください!

不安を減らす方法① 将来の年金額を知っておく

「ねんきん定期便」(ハガキ)が自分の誕生日付近に送られてきていると思います。

35歳・45歳・59歳になると封書で送られてきます。

この郵便の中身を見ずに、ゴミ箱に捨ててしまっている人は意外と多いのではないでしょうか?

このねんきん定期便は、将来の年金額(予測額)を知ることができる重要な書類なので内容を良く確認する必要があります。

また、インターネットでいつでも自身の年金額を確認できるサービス「ねんきんネット」を利用するのもおすすめ。

将来もらえる国民年金や厚生年金の概算を把握しておくことで、少しでも老後不安を解消していきましょう。

不安を減らす方法② 退職金制度と退職金について知っておく

自分や家族の勤め先の退職金制度及び退職金のことはご存じでしょうか?

退職金制度とは、退職する従業員に退職金を支給する制度のことで、企業により退職金制度を導入している企業・導入していない企業があります。

退職金制度の種類には主に以下の4種類があります。

  • 退職一時金制度
  • 確定給付企業年金制度(DB)
  • 企業型確定拠出年金制度(企業型DC)
  • 退職金共済制度

自社の退職金制度が分からない場合は、社内規定を読んだり、会社の総務・人事部に確認しておきましょう。

また、退職金の相場は大体2,000万円といわれていますが、勤続年数・退職理由・企業規模などによって大きく変わります。

自分の退職金がどのくらいになりそうなのか?

一度簡単に計算しておくと、漠然とした将来の不安は減らすことができるのではないでしょうか?

不安を減らす方法③ 家計簿アプリで資産を把握しておく

家計簿アプリは、簡単にお金の入出金と資産を見える化できるとても便利なツールです。

そんな家計簿アプリの中で、私がおススメしたいのが、

「マネーフォワードME」。

マネーフォワードMEでは、例として以下のようなものが管理できます。

  • 銀行口座(預金)
  • 証券口座(投資など)
  • クレジットカード
  • 電子マネー
  • ポイント
  • 携帯キャリア

マネーフォワードMEを開けば、これら口座残高やクレジットカードの利用状況、投資の状態までが一目瞭然!

日ごろの家計管理がしやすくなるだけでなく、お金の不安の解消材料にもなってくれるはずです。

不安を減らす方法④ 相続について勉強したり親と話をしておく

相続について全く何も知らないと、将来のお金の不安に繋がります。

不安を解消するためにも、簡単にでも相続の勉強をするというのは大切なことです。

FP資格の勉強をすれば相続の知識は自然と身に付きますが、資格を取得せずとも本屋さんに行けば相続関係の本が沢山並んでいますので、自分が読みやすい本を一冊手に取ってみましょう。

また、親と将来の相続の話をしておくことも大切

「親が亡くなった時のことなんて考えたくない!」

と話し合いを先延ばしにしてしまう人は多いと思いますが、親が元気な時だからこそこのような話はしておきたいもの。

親子お互いのためにも、できるだけ親の資産や負債について理解しておきましょう。

まとめ

今回の記事では、老後2000万円問題における注意点と、老後資金に対する不安解消法について解説しました。

老後には2000万円以外にもかかってくる費用があることに注意が必要です。

一方で、老後資金に対する不安は、自分の将来の資産(年金・退職金・相続を含む)を前もって予測しておくことである程度解消できます。

自分の老後資金についてきちんと考えることにより、得体のしれない不安は無くすようにしたいですね。

今回紹介した内容で参考になるものがあれば実践してみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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